(フレッシュアップコミュニケーション2024年版より転載)
学校長 馬場哲生
私が竹早中学校校長に着任しましてから1年強が過ぎました。2020年に始まったコロナ禍は学校生活に大きな影響を及ぼし、全生徒が集まる行事が中止になったり制限下で行われたりしていましたが、昨年5月に新型コロナが5類に移行してからは制限のほとんどが解除され、行事もフルバージョンで行うことができるようになりました。
5月には全学年で2泊3日の校外学習が、9月には運動会が、そして11月には文化研究発表会と合唱コンクールが開催されました。運動会での元気いっぱいの声援や、合唱コンクールでの美しいハーモニーを聴きながら、学校生活が本来の姿を取り戻せたことの喜び、有り難さを強く実感しました。
3月の卒業式、そして4月の入学式もとても良い式典になりました。昨年の卒業式では、生徒は3年生のみの参加でしたが、今年は1・2年生も参加し、先輩の門出を惜しみながらも心を込めて祝福しました。1・2・3年生の順に学年ごとの合唱も披露され、学年が上がるにつれて表現の豊かさが増していったのが印象的でした。1・2年生も、自分たちの卒業時には今年に負けない合唱をしたいと思ったのではないでしょうか。入学式も、昨年は新入生のみの参加でしたが、今年は全学年が参加しました。新入生は先輩たちにあたたかく迎えられる喜びをかみしめ、2・3年生は上級生としての自覚を持つことができたと思います。
竹早中学校の目下の大きな課題は施設改修です。施設の老朽化から大規模修繕の必要な箇所が増えてきました。特に下校庭は劣化が進み、滑りやすく危険な状態となっており、修繕が喫緊の課題となっておりましたが、後援会・同窓会・PTAの皆様のご支援により、今夏に改修工事を行うこととなりました。心より感謝申し上げます。リニューアルされた校庭を9月の運動会で皆様にお披露目すべく、工事に向けて準備を進めております。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。